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2008.01.30 (Wed)

江戸と現代のリサイクル

衝撃的だった。

竹中平蔵さんのライフスタイルサロンを聴講した。
ゲストは石川英輔さん。
全然知らなかったので、たいして期待をしていなかったが、面白すぎる。
つい本を買った。『江戸と現代 0と10万キロカロリーの世界』
読むのが楽しみだ。

石川英輔さんは、竹中平蔵さんがライフスタイルサロンを始めるきっかけになった方だということだ。
74歳にして、軽妙なトークで聴衆を惹き付けていた。
あんなおじいさんになりたいなあ、と憧れた。

ーーー
昭和35年頃は、今と比べてどのくらい江戸だったかというと70%くらい江戸だったんじゃないか。
それくらいこの数十年で激変した。
昭和21年に、25%しか進学しなかった旧制中学でもクラスで2人しか電話を持っていなかった。
自家用車なんて、今で言ったら、家庭でロケットを持っているようなものだった。
最近1年くらい考えているが、その当時はモーターなんて一つもなかった。
部屋も対角線上に歩くことが出来た。今じゃ、ものが多くて対角線なんて歩けない。

現在の日本は化石燃料だけで、ひとり一日あたり、10万Kcalのエネルギーを使う。
このエネルギーは、1t、0℃の水を沸騰させることの出来るエネルギーだ。
大阪万博の当時でも5万Kcalだった。
この当時、自動車の世帯普及率は40%、現在は140%。

石川英輔さんの車は1100kg、体重は68kg。
68kgの体重を1100kgのものを使って運んでいる?
もはや、車を運んでいるとしか言えない。
車だけじゃ動けないから、人間がついて行っているようなものだ。
無駄きわまりない。
でも、便利だからやめられない。

ペットボトルのリサイクルというが、あんな軽いものを車で回収して、リサイクルに掛ける。
還元するエネルギーの何倍のエネルギーを使っているか計り知れない。

昔は、SLだって国産の木炭で走っていたし、都電だってダムの発電で100%まかなわれた。
しかも、ダムから落ちた水は、人が飲む。
化石燃料なんて、全然使わない。

動力は99%以上人力だった。
モーターなんて本当に一つもなかった。

江戸時代は0Kcalだ。

江戸時代には、人力が穀物を作り、収穫された穀物が翌年の人間のエネルギーになった。
米が500万トン、わらが500万トン取れた。

米は、全て食事になる。これは下肥になって、田畑に戻る。土に返る。
下肥にして良いことは、水が汚れない。江戸時代には大阪の水路はすべて飲める水だった。
下肥は臭いけど、体には悪くない。別に臭くて死んだ人はいない。健康を害して早死にもしない。

昔は回虫を体から追い出していたが、これはエネルギーを回虫に取られて、太れなくなるからだ。
回虫は無害だ。人間を殺してしまったら、自分が死んでしまう。

出来たわらの内、50%は堆肥に、30%は灰に、20%は製品になる。

当時、灰はアルカリ剤が無かったため需要が多かった。

製品は、わらじやむしろ、俵、縄など、江戸時代はわら製品ばかりである。
江戸時代は、わらの出来る稲が良い稲だった。
製品はいらなくなったら燃やして灰にしてしまう。

こうして、全てまた土に返る。100%リサイクルされていた。
当たり前だったから、リサイクルなんていう言葉は無かった。

勝手に土に返っていたのではない。積極的に土に戻されていた。

結局、人力と太陽エネルギーだけで、また穀物を作ってリサイクルしていた。

着物もリサイクルには最適だ。
サイズを簡単に変えられるので、仕立て直しが出来る。
洋服じゃ出来ない。
駄目になったら、おしめにすれば良い。
おしめも駄目なら、雑巾にする。
雑巾も駄目なら、燃やしてしまって土に返す。

こんなにリサイクルされていた状況が30~40年で一気に全く循環しなくなった。

江戸時代には、太陽エネルギーが全てだったため、それ以上の人数の人が生きることは出来なかった。

江戸初期の元禄時代に、人口が1200万人から3000万人に増えた。
これは、農業の生産性が格段に上がったからである。

秀吉の1地1作人、太閤検地による功績だ。
秀吉は、荘園を全て潰して農地にした。
反対する人は全て殺した。武力革命だ。
これによって、農業の生産性が大幅に上がった。

今はエネルギーを使い過ぎだ。
江戸時代の何倍使っているか分からないが、人間は江戸時代の2倍も食べ物は必要ない。
靴だって3000足も持っている人もいるが、5、6足しかなければ、500分の一も貧しいかというとそうでもない。くれるって言ったって、そんなにもらってもゴミになる。

高タンパク、高脂質の食事を摂っているために、昔は老人病と言われていた高血圧が、今は小学生の20%程度がかかるほど低年齢化してしまっている。

江戸時代の暮らしがそんなに貧しかったかというと実はそうでもない。

不便だったはずのことが、意外とどんどんよく感じられるようになっている。

食料不足で日本の自給率は40%しかないことは危機だと言われているが、実は今は買った食べ物の35%は捨てていると言われている。
食べ物が不足すれば捨てなくなるので、実は自給率は70%くらいはあるのだ。

最悪はマンションを潰して畑にすればいい。意外と野菜はいっぱい取れる。
一生懸命やってたときは、二坪でも、家族3人の三分の一の野菜は取れていた。

二酸化炭素の排出量を減らそうなんていう運動があるが、多少二酸化炭素が増えたからって、人間は別に苦しくならない。
パンダがいなくなったって、トキが絶滅したって苦しくならないよ。

もっと自分の体に優しいことをすることから考えた方がいい。

ーーー

という感じだった。
面白い。
もっと本を読んで、ちゃんと知りたくなった。

竹中平蔵さんは、こういうことを子供に知らせて行かないといけないと言っていた。
石川先生や、法政大学の田中ゆうこ先生に教わって、江戸の暮らしをする体験村を作ったりするのもいいかもしれない。
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